債券型ETFのメリットは何でしょうか?個別債券を買うのとどちらがいいでしょうか。
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2025/02/13 15:44
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投資を始めたいのですが、債券に興味があります。個別の債券を買うのと、債券型ETFを買うのでは、初心者にはどちらが向いていますか?それぞれの違いやメリット・デメリットを、できるだけわかりやすく教えてください。また、始めるときに必要な金額や、途中で売ることができるのかどうかも気になります。リスクの違いについても知りたいです。初心者でも安心して選べる方法があれば、ぜひ教えてください。
投資のコンシェルジュ編集部
債券型ETFは、複数の債券をまとめた投資商品で、株のように市場で売買できます。個別の債券と比べて、債券型ETFは少額から投資が可能で、初心者でもアクセスしやすい点が魅力です。
また、ETFは満期がないため、必要なときに市場でリアルタイムに売買して現金化することができます。この流動性の高さは、希望価格での売却が困難な個別債券とは大きな違いです。
さらに、複数の債券を組み合わせることでリスクが分散されるため、1つの発行体の問題による影響を受けにくくなります。債券型ETFは市場の金利や経済状況に応じて価格が変動するため、価格変動を活かした運用もしやすく、売買のタイミングで利益を得ることが可能です。
また、取引コストが比較的低く、長期的な運用においてもコストを抑えることができる点も大きな利点です。再投資に関しても、個別債券のように新たな投資対象を探して手間をかける必要がなく、運用が自動的に続きます。
ただし、市場価格の変動により元本割れのリスクがあるため、投資目的やリスク許容度に応じて選択を検討する必要があります。
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関連する専門用語
債券
債券(サイケン、英語表記:Bond)とは、発行者が投資家に対して将来一定の金額を支払うことを約束する金融商品です。 国や地方自治体、企業などが資金を調達する目的で発行し、投資家はこれを購入することで、定期的に利息(クーポン)を受け取ります。満期が来ると、投資した本金が返済されます。 債券はリスクが比較的低く、安定した収入を求める投資家に選ばれることが多いです。 また、市場で自由に売買が可能であるため、流動性も確保されています。債券市場は世界的にも広がりを見せており、多様な投資戦略に利用されています。
ETF(上場投資信託)
ETF(Exchange Traded Funds)は、証券取引所に上場している投資信託で、株式のようにリアルタイムで売買が可能です。 一般的に、特定の指標(例:日経平均株価やS&P500など)に連動する「インデックスETF」が主流ですが、運用チームが独自の投資戦略で運用する「アクティブETF」もあります。アクティブETFは、特定の市場平均を上回るリターンを目指しており、インデックスETFよりも手数料が高い傾向にありますが、差別化された運用成果が期待されます。 また、ETFは分配金の再投資が自動化されていない場合が多い一方で、低コストで幅広い資産に分散投資できるのが魅力です。目的に応じて、インデックスETFとアクティブETFを組み合わせて活用することで、効率的なポートフォリオ構築が可能です。
リスク分散
資産運用における「リスク分散」とは、簡単に言うと「一つのカゴにすべての卵を入れない」という考え方です。たとえば、資産を特定の株式や投資信託だけに集中させてしまうと、それが値下がりしたときに大きな損失を受ける可能性があります。 リスク分散は、このリスクを減らすために、異なる種類の投資商品や地域、産業に資金を分けて投資する方法です。これにより、一つの商品が値下がりしても、他の商品が値上がりすることで全体の損失を抑える効果が期待できます。たとえば、国内株式だけでなく、海外株式や債券など複数の商品に投資することで、安定した資産運用が目指せます。 「たくさんの場所に投資して安全ネットを張る」というイメージを持つとわかりやすいでしょう。
償還
償還とは、債券の満期到来時に発行体が投資家に対して元本を返済することを指します。例えば、10年満期の債券であれば、10年後に元本が返金されます。債券の発行元が満期までの間に利息を支払い、償還時に元本を返済することで投資家は利息収益と元本の返金を得ます。ただし、償還には発行体の信用力が影響し、デフォルトリスクが存在する場合があります。