IFAと証券会社営業の違いとは
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2025/04/18 09:45
男性
50代
資産運用を始めるにあたってIFAという存在を知りましたが、これまで証券会社の営業担当者と接してきた印象と似ている気がしています。実際、IFAと証券会社の営業職では何がどう違うのでしょうか?どちらに相談するのが安心なのでしょうか?
回答
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)と証券会社の営業職は、顧客への関わり方や報酬構造において大きな違いがあります。証券会社の営業職は、所属企業の商品を中心に提案し、販売手数料などの成果報酬を得るビジネスモデルが一般的です。そのため、提案内容には自社の収益構造が影響する場合があります。
一方、IFAは証券会社などと業務提携しつつも、基本的には独立した立場から複数の金融機関の商品を取り扱い、中立的な視点で顧客に合った提案を行うことが期待されています。とはいえ、IFAの中にも手数料収入が中心の人や、運用残高に応じて報酬を受け取るフィーベースの人など多様なタイプが存在し、完全に中立とは限らない点には留意が必要です。
安心して相談できる相手を見極めるには、報酬の形態(販売手数料か資産残高に連動するフィーか)や契約方式、過去の提案実績などについて事前に確認することが重要です。最終的には、アドバイザーのスタンスや姿勢に加え、ご自身との相性や信頼感も大切な判断材料となります。
ご自身の目的に合った中立的なアドバイスを得るためにも、一度複数のアドバイザーと面談し、比較してみることをおすすめします。専門家に相談する際は、「報酬体系と取り扱い商品の選定方針について教えてほしい」といった具体的な質問から始めると良いでしょう。