特化型REITと複数用途型REITはどのように選ぶべきですか?
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2025/01/09 22:58
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REITでの資産運用を検討しています。調べる中でREITには特化型や複数用途型といった種類があることを知りました。 特化型REITと複数用途型REITの違いと、それぞれのメリット・デメリットや選び方を教えてください。
投資のコンシェルジュ編集部
特化型REITと複数用途型REITのどちらを選ぶべきかは、投資家の目的やリスク許容度によります。
特化型REITは、特定の用途(例:オフィスビル、ホテル、物流施設など)に集中投資するタイプです。この特徴から、特定分野の成長が見込まれる場合には、高いリターンが期待できます。例えば、観光需要が増加している時期には、ホテル特化型REITが大きな利益を生む可能性があります。一方で、特定分野に依存するため、市場トレンドの変化や景気低迷によって大きな影響を受けるリスクも伴います。
一方、複数用途型REITは、オフィス、住宅、商業施設など、異なる用途の不動産に投資し、リスク分散を図るタイプです。用途が分散されているため、特定分野の不振が全体の収益に与える影響を抑えられるのが大きなメリットです。たとえば、住宅と商業施設を組み合わせたREITは、住宅需要が安定している場合に、商業施設の収益低下をカバーすることが可能です。
ただし、用途や地域の偏りが強い場合には、分散効果が十分に発揮されないこともあるため、ポートフォリオの内容を確認することが重要です。
投資の目的が特定分野での高い収益性を狙う場合は特化型REIT、安定性を重視する場合は複数用途型REITを選ぶと良いでしょう。
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複数用途型REIT
オフィスビル、商業施設、住宅、物流施設など、異なる用途の不動産に投資するREIT。多様な資産を保有することで、特定の市場やセクターのリスクを分散し、安定した収益を追求します。異なる不動産の組み合わせにより、市場環境の変動に対する耐性を高めることが可能です。投資ポートフォリオのバランスを重視する投資家に適しています。
分配金
投資信託の収益から投資家に還元するお金のこと。 決算時に支払われるのが一般的。 ただし、運用成果や今後の運用戦略を考慮したうえで運用会社が決めるため、決算期ごとに毎回支払われるとは限らず、金額も未定。 分配金の支払い原資は投資信託の資産であり、分配金を支払うと資産は減る。 このため、分配金を支払うことで、その分だけ基準価額が下がる。
単一用途型REIT
特定の用途(例:オフィスビル、物流施設、ホテルなど)に特化して投資するREIT。専門性を活かし、特定市場での高収益を目指します。特化することで、その分野の市場動向に精通し、運用効率を高めることが可能ですが、用途が限定されるため、需要減少や市場変動の影響を受けやすいリスクも伴います。専門的な知識を持つ投資家向けです。
リスク許容度
リスクとは収益(リターン)の振れ幅のこと。収益がどれくらいまでならマイナスになっても受け入れることができるか、という度合いのこと。