手数料が高いと投資信託で儲からないって本当?
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2025/02/07 15:23
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投資信託には購入手数料や信託報酬などの費用がかかると聞きました。手数料が高いと、どれくらい利益が減ってしまうのでしょうか?また、初心者が選ぶべき低コストの投資信託の種類や、手数料を抑えるコツがあれば知りたいです。
投資のコンシェルジュ編集部
手数料が高いと、投資信託での利益を圧迫する可能性が高くなります。主に、購入時手数料、信託報酬、解約時の手数料(信託財産留保額)の3つのコストが発生します。例えば、購入手数料が3%の投資信託を100万円分購入すると、最初に3万円が手数料として差し引かれます。さらに、年間1.5%の信託報酬が発生すると、毎年1万5000円の運用コストがかかります。
このような高コストの商品では、運用成績が良くても実際に得られる利益が減ってしまいます。特に、短期間で売買を繰り返すと手数料負担が大きくなり、資産が増えにくくなります。
初心者には、購入手数料が無料(ノーロード)で、信託報酬が低いインデックスファンドが適しています。手数料を抑えつつ、長期運用を前提にすることで、安定したリターンを狙うことができます。
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投資信託
投資信託は、多くの投資家から集めた資金を一つの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する金融商品です。運用によって得られた成果は、各投資家の投資額に応じて分配される仕組みとなっています。 この商品の特徴は、少額から始められることと分散投資の効果が得やすい点にあります。ただし、運用管理に必要な信託報酬や購入時手数料などのコストが発生することにも注意が必要です。また、投資信託ごとに運用方針やリスクの水準が異なり、運用の専門家がその方針に基づいて投資先を選定し、資金を運用していきます。
信託報酬
信託報酬は、投資信託を運用するための費用として、投資家が保有資産に対して負担する手数料です。運用会社、販売会社、受託会社が投資信託の運用や管理に必要な費用をカバーするために徴収されます。費用は年間の信託財産の一定割合(例:0.1~2%)で計算され、投資信託の純資産価値(基準価額)から日々差し引かれます。そのため、運用成績が悪い場合でも信託報酬は発生し、投資信託を選ぶ際の重要な比較要素となります。
iDeCo
iDeCo(イデコ)は、個人型確定拠出年金の愛称で、老後の資金を作るための私的年金制度です。20歳以上65歳未満の人が加入でき、掛け金は65歳まで拠出可能。60歳まで原則引き出せません。 加入者は毎月の掛け金を決めて積み立て、選んだ金融商品で長期運用し、60歳以降に年金または一時金として受け取ります。加入には金融機関選択、口座開設、申込書類提出などの手続きが必要です。 投資信託や定期預金、生命保険などの金融商品で運用し、税制優遇を受けられます。積立時は掛金が全額所得控除の対象となり、運用時は運用益が非課税、受取時も一定額が非課税になるなどのメリットがあります。 一方で、証券口座と異なり各種手数料がかかること、途中引き出しが原則できない、というデメリットもあります。
NISA
「Nippon Individual Saving Account」の略(少額投資非課税制度)。 日本における株式や投資信託の投資金における売却益と配当への税率を一定の制限の元で非課税とする制度。 金融機関において、この制度が適用される非課税口座を、通常の取引口座とは別に開設する必要がある。