医療保険の給付金は課税対象になるのでしょうか?
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2025/03/10 13:11
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入院や手術などの費用が発生したときに支給される医療保険の給付金が、課税対象かどうかを知りたいです。まとまった額を受け取った場合、税金が発生する可能性があるのか、また医療費控除との関係も気になります。あわせて、給付金を受け取りながら医療費控除を利用すると、どのような扱いになるのかも知りたいです。
投資のコンシェルジュ編集部
医療保険の給付金は原則として非課税に分類されるため、入院や手術で百万円など比較的大きな金額を受け取ったとしても、受け取ったお金自体に対する税金は基本的にかかりません。
ただし、医療費控除を申告する際には給付金との関係に注意が必要です。医療保険によって実際の自己負担分が補填されたとみなされる場合、その部分は医療費控除の対象額から除外される仕組みになっています。
たとえば、入院費や手術費で合計百五十万円かかったうち、百万円を医療保険の給付金でまかなった場合には、自己負担額は五十万円として扱われることになります。その結果、医療費控除を計算する際には五十万円しか対象として認められないため、控除可能額が減少する点に留意しなければなりません。
要するに、給付金自体は税金がかからず受け取れる一方で、医療費控除の面では差し引かれる部分が発生することを理解しておくことが大切です。
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