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年金の種類について
男性
/ 40代
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2024/03/29 13:00
現在老後のライフプランを検討しています。老後の生活を考えるうえで、年金は重要だと考えています。年金には私的年金と公的年金があると聞きました。それぞれどんな特徴がありますか?
投資のコンシェルジュ編集部
公的年金は、基本的にすべての国民が加入する制度であり、老後の基本的な生活を支えます。一方、私的年金は、公的年金だけでは不足すると考えられる老後の生活資金を補うために、個人の判断で加入する制度です。老後の生活設計において、これらの制度を適切に組み合わせることが、安心した老後を送るための鍵となります。
公的年金は、国が運営する制度で、すべての国民が加入することが義務付けられています。主に国民年金(基礎年金)と厚生年金保険の2種類があります。
私的年金は、公的年金に加えて、個人や企業が任意で加入することができる制度です。老後の生活資金を補完する目的で加入します。
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確定拠出年金
確定拠出年金(Defined Contribution)とは、受給者自身が資産を運用する年金制度で、個人型と企業型に分けることができる。受給者は、自らや企業が搬入した掛け金を運用し、受給要件を満たした際に給付金を受け取ることができる。給付額はそれぞれの運用法によって異なるので、老後の給付額は現役時代には確定しない。 受給者に対するメリットとしては、確定拠出年金(DC)は確定給付年金(DB)と比べて受給権が確立されていることや、自身のDC資産のみを管理すればいいことが挙げられるが、価格変動が生じるため給付額が見込みでしか計算できないというデメリットがある。
GPIF
GPIFとはGovernment Pension Investment Fundの略で、日本の年金積立金管理運用独立行政法人のこと。預託された公的年金積立金の管理、運用を行っている。 年金保険料から集められた公的年金積立金は、厚生労働大臣の預託により、GPIFが信託銀行や投資顧問会社などの運用受託機関を通して国内外の債券市場や株式市場で運用し、運用収益とともに年金給付の原資としている。 公的年金という性質上、長期的に安全かつ効率的な観点が重視されますが、2014年度以降、運用改善の流れからリスク運用の比率が高まり、国内債券35%、国内株式25%、外国債券15%、外国株式25%という基本ポートフォリオが組まれてきた。2020年4月から5年間の第4期中期目標期間においては、各25%ずつに変更されている。