インデックス投資と投資信託の違いについて教えてください
解決済み
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2025/01/14 17:14
男性
40代
最近、インデックス投資がいいって聞いたんですが、投資信託とどう違うんですか? どっちも投資っぽいけど、具体的にどういう特徴があるのか、あと初心者でも始めやすいのはどっちなのか知りたいです。インデックス投資って名前がついてる投資信託とかもあるみたいで、そのあたりがよくわからなくて…。 簡単に教えてもらえると助かります!
回答
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
インデックス投資は、市場指数(例:日経平均やS&P 500)に連動する運用成果を目指す投資手法全般を指します。この中には、ETF(上場投資信託)やインデックス型投資信託が含まれます。一方、投資信託は、投資家から集めた資金を運用会社が株式や債券などに分散投資する金融商品です。投資信託には、市場指数に連動する「インデックス型」と、市場平均を上回る成果を目指す「アクティブ型」の2種類があります。
インデックス投資とインデックス型投資信託は似ていますが異なります。インデックス投資は市場指数に連動する運用手法全般を指す広い概念であり、インデックス型投資信託はその具体的な運用手段の一つです。インデックス投資は低コストで分散効果が高く、長期的な資産形成に向いている点が特徴です。
初心者にとっては、運用がシンプルでコストが比較的低いインデックス型投資信託が始めやすい選択肢といえます。どの手法や商品を選ぶかは、投資目的やリスク許容度に基づいて判断することが重要です。
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インデックス
インデックス(Index)は、市場の動きを把握するための重要な指標です。複数の銘柄を一定の基準で組み合わせることで、市場全体や特定分野の値動きを分かりやすく数値化しています。 代表的なものには、日本の株式市場を代表する日経平均株価やTOPIX、米国市場の代表格であるS&P500などがあります。これらのインデックスは、投資信託などの運用成果を評価する際の基準として広く活用されており、特にパッシブ運用(インデックス運用)では、この指標と同じような値動きを実現することを目標としています。
インデックスファンド
インデックスファンドとは、特定の株価指数(インデックス)と同じ動きを目指して運用される投資信託のことです。たとえば「日経平均株価」や「TOPIX(東証株価指数)」などの市場全体の動きを示す指数に連動するように設計されています。この仕組みにより、個別の銘柄を選ぶ手間がなく、市場全体に分散投資ができるのが特徴です。また、運用の手間が少ないため、手数料が比較的安いことも魅力の一つです。投資初心者にとっては、安定した長期運用の第一歩として選びやすいファンドの一つです。
投資信託
投資信託は、多くの投資家から集めた資金を一つの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する金融商品です。運用によって得られた成果は、各投資家の投資額に応じて分配される仕組みとなっています。 この商品の特徴は、少額から始められることと分散投資の効果が得やすい点にあります。ただし、運用管理に必要な信託報酬や購入時手数料などのコストが発生することにも注意が必要です。また、投資信託ごとに運用方針やリスクの水準が異なり、運用の専門家がその方針に基づいて投資先を選定し、資金を運用していきます。
パッシブ運用
パッシブ運用とは、投資信託を選ぶ際の運用手法の一つ(対義語:アクティブ運用)。比較のために用いる指標であるベンチマーク(日経平均やNASDAQなど)と同様の動きを目標とする運用手法で、組み入れ銘柄数は多くなる傾向がある。パッシブ運用はアクティブ運用に比べて販売手数料や信託報酬などのコストは安くて済むが、リスクが分散される分、リターンも小さくなるという特徴がある。
アクティブ運用
アクティブ運用は、日経平均やNASDAQなどの市場指標(ベンチマーク)を上回る運用成績を目指す投資手法です。この手法では、ファンドマネージャーが特定の銘柄やセクターを積極的に選別して投資を行います。 運用手法には主に2つのアプローチがあります。トップダウンアプローチは市場全体を俯瞰して投資環境を予測し、そこから投資対象を決定します。一方、ボトムアップアプローチは、個別企業への調査や訪問を通じて投資対象を選定していきます。 アクティブ運用は、パッシブ運用と比べて高いリターンが期待できる反面、運用コストが高くなり、リスクも増大する傾向があります。また、運用成績はファンドマネージャーの運用能力に大きく依存するという特徴があります。