専門家に質問
新NISAの枠が復活する、簿価残高方式とはどのような仕組みですか?
男性
/ 30代
解決済み
0
2024/09/03 13:06
現在新NISAを使って資産運用を検討しています。新NISAでは旧NISAと違って、売却すると枠が復活し、非課税枠が再利用できると聞きました。その方式が「簿価残高方式」ということを知ったのですが、簿価残高方式とはどのような方式なのでしょうか?教えていただけますと幸いです。
投資のコンシェルジュ編集部
NISAが採用している簿価残高方式とは、金融商品の残高管理を行う際に、当初購入した時の金額(簿価)を基準にする方式のことを指します。
例えば、100万円で投資した商品が200万円まで値上がりしても、消費する非課税枠は「100万円」です。その商品を売却すると、翌年に「100万円」の非課税枠が復活します。
つまり、金融資産の価格が購入後変化したとしても、購入時の金額で非課税枠を管理する、ということになります。そのため、購入した金融資産の価格変化は、非課税保有限度額に影響しません。
旧NISAでは、非課税枠は一度使うと復活することがなかったため、商品の入れ替えができませんでした。新NISAでは保有していた商品を売却すると購入時の金額分、つまり簿価の分だけ非課税枠が復活します。そのため、より柔軟に保有商品の入れ替え、管理が可能になります。