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退職金を新NISAで運用しようと思っていますが、どうでしょうか?

解決済み

0

2024/09/03 00:44


男性

60代

question

退職金を受け取り、現在貯金額が大きくあります。このまま貯金しているとインフレが不安なので、資産運用しようと思っています。この場合、新NISAを使うほうがいいのでしょうか?新NISAだと年の上限金額があるため、新NISAにこだわらないほうがいいのでしょうか?


回答

佐々木 辰

株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長

退職金も、新NISAで運用することは可能ですし、NISAは運用益が非課税ですので、運用枠を使って運用をなされることは有効と考えられます。

ただし、新NISAには、年間の限度額が設定されていることに注意が必要です。

枠ごとに年間の限度額が設定されており、成長投資枠で240万円、つみたて投資枠で120万円です。合計360万円が年間の限度額で、総額1800万円がNISAの上限額です。

退職金を資産運用することで、資産寿命が伸びる効果が期待されます。NISA口座での投資枠以上に資産運用にお金を回すことができる場合は、特定口座での証券投資、保険や不動産での投資なども検討してみてはいかがでしょうか。また、お手持ちの資産を一気に運用に回す必要はありません。資産のうち、運用に回す分と、現金として保有しておく分を分けて考えておくことも有効です。

現在の資産状況によって、推奨される運用方法は異なりますので、ぜひ一度専門家へもご相談下さい。

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NISAとは、「少額投資非課税制度(Nippon Individual Saving Account)」の略称で、日本に住む個人が一定額までの投資について、配当金や売却益などにかかる税金が非課税になる制度です。通常、株式や投資信託などで得られる利益には約20%の税金がかかりますが、NISA口座を使えばその税金がかからず、効率的に資産形成を行うことができます。2024年からは新しいNISA制度が始まり、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つを併用できる仕組みとなり、非課税期間も無期限化されました。年間の投資枠や口座の開設先は決められており、原則として1人1口座しか持てません。NISAは投資初心者にも利用しやすい制度として広く普及しており、長期的な資産形成を支援する国の税制優遇措置のひとつです。

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