インデックス投資にはどんなリスクがありますか?
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2025/02/03 19:58
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インデックス投資は分散が効いているため比較的安全と聞きますが、それでもリスクはあると思います。 具体的にどのようなリスクに注意すべきでしょうか?
投資のコンシェルジュ編集部
インデックス投資のリスクとして最も大きいのは、市場全体の下落に伴う損失です。インデックス投資は特定の企業ではなく市場全体に連動するため、株式市場が大きく下落すれば、その影響を避けることはできません。例えば、金融危機や景気後退時には市場全体が下がり、インデックス投資の価値も低下します。
また、インデックス投資は短期的な値動きに左右されるため、短期間で利益を出すには向いていません。市場の変動に対して冷静に長期目線で運用することが求められます。加えて、投資信託やETFには信託報酬などのコストがかかるため、購入する際は運用コストの低い商品を選ぶことも重要です。
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インデックス
インデックス(Index)は、市場の動きを把握するための重要な指標です。複数の銘柄を一定の基準で組み合わせることで、市場全体や特定分野の値動きを分かりやすく数値化しています。 代表的なものには、日本の株式市場を代表する日経平均株価やTOPIX、米国市場の代表格であるS&P500などがあります。これらのインデックスは、投資信託などの運用成果を評価する際の基準として広く活用されており、特にパッシブ運用(インデックス運用)では、この指標と同じような値動きを実現することを目標としています。
インデックスファンド
インデックスファンドとは、比較のために用いる指標であるベンチマーク(日経平均やNASDAQなど)と同様の動きを目標とするインデックス投資(パッシブ投資)を行うファンド。手数料はアクティブファンドに比べて低く設定されていることが多い。
ETF(上場投資信託)
ETF(Exchange Traded Funds)は、証券取引所に上場している投資信託で、株式のようにリアルタイムで売買が可能です。 一般的に、特定の指標(例:日経平均株価やS&P500など)に連動する「インデックスETF」が主流ですが、運用チームが独自の投資戦略で運用する「アクティブETF」もあります。アクティブETFは、特定の市場平均を上回るリターンを目指しており、インデックスETFよりも手数料が高い傾向にありますが、差別化された運用成果が期待されます。 また、ETFは分配金の再投資が自動化されていない場合が多い一方で、低コストで幅広い資産に分散投資できるのが魅力です。目的に応じて、インデックスETFとアクティブETFを組み合わせて活用することで、効率的なポートフォリオ構築が可能です。
リスク
価格の振れ幅のこと、一般に「標準偏差」という数値で表す。 数値が大きければ振れ幅が大きく、小さければ振れ幅も小さい。投資資産の価格変動の大きさの目安。
リスク分散
資産運用における「リスク分散」とは、簡単に言うと「一つのカゴにすべての卵を入れない」という考え方です。たとえば、資産を特定の株式や投資信託だけに集中させてしまうと、それが値下がりしたときに大きな損失を受ける可能性があります。 リスク分散は、このリスクを減らすために、異なる種類の投資商品や地域、産業に資金を分けて投資する方法です。これにより、一つの商品が値下がりしても、他の商品が値上がりすることで全体の損失を抑える効果が期待できます。たとえば、国内株式だけでなく、海外株式や債券など複数の商品に投資することで、安定した資産運用が目指せます。 「たくさんの場所に投資して安全ネットを張る」というイメージを持つとわかりやすいでしょう。