専門用語解説
アポスティーユ(公証手続き)
アポスティーユとは、日本の公的文書を外国で正式な書類として認めてもらうための認証手続きの一つです。特に相続や資産運用に関わる手続きで、外国の金融機関や役所に日本の書類を提出する際に必要になることがあります。
この手続きは、「ハーグ条約(正式には『外国公文書の認証を不要とする条約』)」に加盟している国同士で用いられ、日本で発行された書類に対して法務局や外務省がアポスティーユを付与することで、その書類が正当であると国際的に証明されます。通常の公証に加え、アポスティーユを取得することで、外国でもスムーズに法的効力を持たせることができるため、海外資産の相続や管理において重要な役割を果たします。