専門用語解説
キャッシュリッチ企業
キャッシュリッチ企業とは、手元資金を豊富に持つ企業のことを指します。これらの企業は、銀行預金や短期投資などの流動資産が多く、財務的に安定しているのが特徴です。潤沢な資金を保有しているため、借入に頼らずに事業運営を行うことができ、景気の悪化時でも資金繰りに困るリスクが低くなります。また、新規事業への投資やM&A(企業の合併・買収)を積極的に行うことが可能であり、成長のための戦略を柔軟に進めることができます。
代表的なキャッシュリッチ企業としては、AppleやGoogleなどの大手IT企業が挙げられます。日本ではトヨタや任天堂などがその代表例で、これらの企業は収益性が高く、得た利益を内部留保することで財務の安定性を保っています。キャッシュリッチ企業は、企業経営において強い競争力を持ち、長期的な成長を見据えた戦略を打ち出しやすいというメリットがあります。
一方で、資金を持ちすぎることで投資機会を逃したり、株主からの配当増加の要求が高まるといった課題もあります。そのため、キャッシュリッチ企業は資金の有効活用と財務のバランスを考えながら、持続的な成長を目指す必要があります。