インデックスファンドとETFの違いは何ですか?
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2025/01/21 20:17
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インデックスに連動する商品として、インデックスファンドとETFがあるようですが、この2つの違いは何でしょうか?長期投資を考えていますが、どちらを選んだ方が良いのでしょうか?
投資のコンシェルジュ編集部
インデックスファンドとETF(上場投資信託)は、どちらも市場インデックスに連動することを目指す金融商品ですが、その特徴や取引方法に大きな違いがあります。インデックスファンドは投資信託として設計されており、基準価額が1日1回しか算出されませんが、少額から定期的に積立投資が可能です。また、積立NISAでの購入が可能なため、非課税で長期投資を行うことができます。購入や解約は運用会社を通じて行われ、申し込みから実際の取引までタイムラグが生じます。
一方、ETFは証券取引所に上場されており、株式と同じように売買できます。株価が常時変動し、リアルタイムでの取引が可能です。また、取引手数料が比較的安く、1日の中でも複数回の売買ができるため、短期的な投資にも適しています。ただし、最低投資金額は1株分の価格となるため、インデックスファンドと比べると少額からの投資は難しい場合があります。
長期的な資産形成を目的とする場合は、定期的な積立投資が可能で、手数料が安いインデックスファンドがおすすめです。特に積立NISAを利用する場合は、インデックスファンドの方が適しています。一方、機動的な売買を行いたい場合や、より細かい投資戦略を実行したい場合は、ETFが適切な選択となるでしょう。
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インデックス
インデックス(Index)は、市場の動きを把握するための重要な指標です。複数の銘柄を一定の基準で組み合わせることで、市場全体や特定分野の値動きを分かりやすく数値化しています。 代表的なものには、日本の株式市場を代表する日経平均株価やTOPIX、米国市場の代表格であるS&P500などがあります。これらのインデックスは、投資信託などの運用成果を評価する際の基準として広く活用されており、特にパッシブ運用(インデックス運用)では、この指標と同じような値動きを実現することを目標としています。
インデックスファンド
インデックスファンドとは、比較のために用いる指標であるベンチマーク(日経平均やNASDAQなど)と同様の動きを目標とするインデックス投資(パッシブ投資)を行うファンド。手数料はアクティブファンドに比べて低く設定されていることが多い。
ETF(上場投資信託)
ETF(Exchange Traded Funds)は、証券取引所に上場している投資信託で、株式のようにリアルタイムで売買が可能です。 一般的に、特定の指標(例:日経平均株価やS&P500など)に連動する「インデックスETF」が主流ですが、運用チームが独自の投資戦略で運用する「アクティブETF」もあります。アクティブETFは、特定の市場平均を上回るリターンを目指しており、インデックスETFよりも手数料が高い傾向にありますが、差別化された運用成果が期待されます。 また、ETFは分配金の再投資が自動化されていない場合が多い一方で、低コストで幅広い資産に分散投資できるのが魅力です。目的に応じて、インデックスETFとアクティブETFを組み合わせて活用することで、効率的なポートフォリオ構築が可能です。
投資信託
投資信託は、多くの投資家から集めた資金を一つの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する金融商品です。運用によって得られた成果は、各投資家の投資額に応じて分配される仕組みとなっています。 この商品の特徴は、少額から始められることと分散投資の効果が得やすい点にあります。ただし、運用管理に必要な信託報酬や購入時手数料などのコストが発生することにも注意が必要です。また、投資信託ごとに運用方針やリスクの水準が異なり、運用の専門家がその方針に基づいて投資先を選定し、資金を運用していきます。
NISA
「Nippon Individual Saving Account」の略(少額投資非課税制度)。 日本における株式や投資信託の投資金における売却益と配当への税率を一定の制限の元で非課税とする制度。 金融機関において、この制度が適用される非課税口座を、通常の取引口座とは別に開設する必要がある。