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物価連動国債は退職金の運用に向いている?

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2025/02/03 19:59

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資産運用(安定重視)資産運用(インカム重視)ライフプランニング

数年後に退職金を受け取る予定です。退職金の運用方法を検討していますが、インフレ対策として物価連動債を活用するのは良い選択でしょうか?リスクを抑えながら資産を守る方法として適しているか知りたいです。よろしくお願いします。

投資のコンシェルジュ編集部

インフレ時には元本と利払いが増え、資産の目減りを防ぐ効果があります。ただし、物価連動債は固定利付国債と異なり、元本が物価に連動して変動するため、デフレ時には元本が減少し、途中売却時の市場価格も大きく変動するリスクがあります。

退職金の運用では、安全性と流動性に加え、資産を安定的に増やすことも重要です。個人向け国債(変動10年)や定期預金は安全性が高いものの、低利回りのため単独では資産の成長が見込みにくいため、インフレ対策資産とともに、リターンを期待できる資産を組み合わせるのが望ましいでしょう。

具体的には、物価連動債のリスクを補うために、高格付け社債や固定利付国債を加えたり、インフレに強いREITやコモディティETF(金・原油など)を組み入れる方法が考えられます。 高格付け社債は安定した利回りを提供し、REITは物価上昇時の賃料増収が期待できます。コモディティETFは物価連動債とは異なる特性を持ち、ポートフォリオの安定化に寄与します。

安全性を確保しながら資産を増やすには、インフレリスクを考慮したバランスの取れた資産配分が重要です。投資の目的やリスク許容度に応じて、適切な運用方法を検討するとよいでしょう。

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物価連動国債

物価の変動に応じて元本や利払い額が変動する国債。日本では全国消費者物価指数(コアCPI)に連動しており、インフレ時には元本が増加し、デフレ時には減少するが最低保証額(フロア)が設定されている。

全国消費者物価指数(コアCPI)

日本の物価動向を示す指標で、消費者が購入する商品やサービスの価格変動を測る。物価連動債では、生鮮食品を除いた総合指数(コアCPI)に基づいて元本や利払い額が調整される。

個人向け国債

国が発行する個人の方を対象とした債券のこと

コモディティ

コモディティは、貴金属(金・銀・銅など)、エネルギー(原油・天然ガスなど)、農産物(コーン・大豆・砂糖・小麦など)など、一般的に先物取引市場に流通する商品のことを指します。

REIT

「Real Estate Investment Trust」の略。投資者から集めた資金で不動産への投資を行い、そこから得られる賃貸料収入や不動産の売買益を原資として投資者に配当する商品で、一般的に「不動産投資信託」と呼ばれている。 投資者は、REITを通じて間接的に様々な不動産のオーナーになり、不動産のプロによる運用の成果を享受することが可能。

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